お知らせ

11/7(土)東京通信大学 2026年度公開講座<人間福祉学部>

イベント

東京通信大学では、本学の教育や研究を広く一般の方々にも知っていただく場として、「公開講座」を毎年開催しています。
今年度は、2026年11月7日(土)14:00から人間福祉学部の公開講座を開催します。

「時代を超えて問う、福祉と人間の尊厳」をテーマに、国立歴史民俗博物館名誉教授の横山百合子氏をゲスト講師に招き、歴史学から見た吉原遊廓を掘り下げます。
オンラインなので全国はもちろん、海外からでも参加可能。本学の学生のみならず、興味のある方はどなたでも無料で参加できます。初めての方も歓迎です!

公開講座 概要

「時代を超えて問う、福祉と人間の尊厳」

  • 開催日時:2026年11月7日(土)14:00~17:00
  • 会場:新宿駅前キャンパス(総合校舎コクーンタワー)21階 211教室
    ※2階入口から入場ください。30分前より受付を開始します。
  • 配信:Zoomウェビナーによるオンライン同時配信
  • 参加料:無料

基調講座『歴史学から見た吉原遊廓』/横山 百合子 国立歴史民俗博物館名誉教授

“遊廓は光と闇の世界”、“金銭があれば身分の差別のない解放空間?”、“遊女は江戸のファッションリーダー!”——吉原遊廓の見方はさまざまです。しかし、近年、遊女の「日記」など、史料に基づく歴史学の方法による研究が進み、その実像が明らかになってきました。本講座では、「性と社会」の視点から、今、私たちは遊廓と遊女の実像から何を学ぶべきかを考えます。

横山 百合子 国立歴史民俗博物館名誉教授
東京大学大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。著書に『明治維新と近世身分制の解体』(山川出版社、2005年)、『江戸東京の明治維新』(岩波書店、2018年)等。2020年国立歴史民俗博物館企画展示「性差の日本史」で展示代表を務めた。

話題提供『ジェンダーから考える性のウェルビーイング』/坂本 美枝 教授

近代化により、私たちの社会には基本的人権という概念がもたらされ、保障されてきました。そのひとつに、セクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス/ライツ(SRHR:性と生殖に関する健康と権利)があります。本講座では、とくにセクシュアル・ヘルスに注目し、ジェンダー不均衡がいまだ解消されない現代社会における性のウェルビーイングの実態について考えていきます。

坂本 美枝 教授
東京大学大学院 人文社会系研究科 欧米系文化研究専攻 英語英米文学専門分野 修士課程修了、同 博士課程単位修得退学。文学修士。サイバー大学などで教鞭を執る。アメリカ文学・文化におけるジェンダー表象から、福祉分野でのジェンダー状況、福祉分野におけるジェンダー教育へと、ジェンダー研究を展開している。また、シナリオとキャラクターを用いたeラーニング教材の開発や、各種ICTツール等を用いた外国語としての英語習得についても研究を行っている。

話題提供『依存する人間の自由のために―福祉を哲学する』/齋藤 宜之 教授

人間はその本性からして、他者に支えられながら生きる依存的な存在です。したがって、福祉は一部の「非自立的な人間」に対する例外的な支援ではなく、人間のあり方そのものにかかわる営みであるといえます。本講座では、このような人間理解を哲学的に掘り下げながら、「善き福祉」とは何かを考えるための手がかりを示していきます。

齋藤 宜之 准教授
中央大学大学院 文学研究科哲学専攻 博士後期課程修了。博士(哲学)。中央大学、東京科学大学、日本大学大学院、学習院大学、立正大学などで哲学や倫理学の教育に従事する。専門は、カントとアーレントを中心とする西洋近現代の哲学・倫理学。近年は、環境倫理や技術哲学といった応用的な分野の研究にも取り組み、哲学を社会的な実践の場に導入することも試みている。