人間福祉学科
「地域共生社会」の課題を
総合的な解決へ導ける人材へ
日本の福祉を取り巻く社会状況は日々変化をし、複雑化しています。
「地域共生社会」とは、制度・分野ごとの「縦割り」や、支え手・受け手等関係を超えて、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、人と資源が世代や分野を超えつながることで、住民ひとり一人の暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会を指しています。人間福祉学部では、福祉だけでなく現代社会に必須のITなど多様な学びを修得し、学びの接続をはかりながら、地域共生社会を創造し、多職種連携が維持可能な多機能型人材を目指しています。
本学部では大卒資格に加え、「社会福祉士」「精神保健福祉士」の国家資格を目指すコースもあります。
学部長からのメッセージ
専門職・職業人・市民として
人々の福祉の増進に貢献できる人材を育成する
人間福祉学部は、福祉専門職として、あるいは福祉マインドをもつ職業人・市民として、福祉の専門機関、行政機関、企業、NPO、地域コミュニティ、さらには国際社会のさまざまな場面で活躍し、課題解決と人々の福祉(ウェルビーイング)の増進に貢献できる人材を育成することを目指しています。
人間福祉学部には、社会福祉士・精神保健福祉士を目指し、専門的な援助実践に必要な価値・知識・技術を学ぶ2つのコースと、社会福祉に加えて倫理・心理・健康・看護・栄養・住居など人間の福祉に関わる様々な領域の科目を幅広く学ぶコースがあります。どのコースでも、文化・社会・科学に関わる幅広い教養を基盤として、必要な情報を的確に把握し活用していく判断力を養い、専門的知識・技術を実生活の場面で応用できる力を身につけることを目指します。
人間福祉学部の特長
国家試験合格率
通信制大学で全国No.1!
2023年度に実施された第36回社会福祉士国家試験、第26回精神保健福祉士国家試験において本学の学生の合格率はいずれも全国平均を大きく上回る結果となり、通信制大学において全国1位の合格率となりました。
本学では社会福祉士・精神保健福祉士を目指して国家試験を受験する学生に対して、動画や過去問対策など無料の国家試験対策コンテンツを提供し、資格取得を通じて自身の将来性を高めようとする学生をサポートしています。
卒業と同時に任用資格「社会福祉主事」 が取得できる
人間福祉学科のすべてのコースで、所定の科目を履修し単位を修得することで卒業時には任用資格の「社会福祉主事」を取得できます!
社会福祉主事は社会福祉の資格の中でも最も古いものの一つとして知られており、公務員が社会福祉主事として福祉事務所等に勤務するために必要な資格です。現在は、公務員のためだけではなく、相談援助の専門家として社会福祉施設の相談員や社会福祉施設・介護施設への就職の際に有利な資格としても広く認められています。
福祉+ITスキルも身につく
現代社会においてどんな分野・職種でもITスキルは必要とされています。
東京通信大学の人間福祉学部人間福祉学科は全コースリテラシーレベルに認定されています。国が認めたプログラムを履修することで、データとデジタル技術を活用したビジネスモデルの抜本的な改革(DX:デジタルトランスフォーメーション)を担う人材として、知識・スキル・経験をアピールでき、社会・企業での活躍の場が広がります。
国立大学より安価な学費!
4年間83.4万円~、編入学で最短2年なら53.2万円~卒業が可能。国立大学はもちろん、同分野のオンライン完結型の大学と比べても、はるかに安い学費設定で、今必要とされている学びを修得できます。
卒業までの流れ
東京通信大学を卒業するためには124単位以上の取得が必要です。科目区分ごとに必要な単位数が定められています。
3年次編入の人は61単位まで、2年次編入の人は30単位までが認定され、卒業に必要な単位数は63~96単位となります。「途中の学年から入学してついていけますか?」と心配する方もいますが、専門的な科目は、1年生から入学する学生と同じく、初めから勉強しますので安心ください。
教養教育科目は、1年次、2年次を中心に、専門教育科目は、3年次、4年次を中心に履修します。教養教育科目を3年次以降に履修することも可能です。
単位取得の流れ
1単位を取得するまでの流れは1回約15分の講義動画を4回受けた後、小テストを1回受けます。これを8回繰り返し単位認定試験を受け合格すると1単位の取得ができます。
配信期間中であれば24時間いつでも受講可能。スキマ時間でコツコツ学習が可能です。
これを1学期間に行っていきます。約3ヵ月で完結するので集中して学べます。
社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格取得を目指す方へ
社会福祉士または精神保健福祉士になるには、本学の所定のコースに正科生として入学し、社会福祉士または精神保健福祉士に関する「指定科目」の修得が必要です。この指定科目に実習や演習が含まれていますので、国家資格を取得するには必ずスクーリングや実習が必要となります。
国家試験を受験し合格することで、社会福祉士、精神保健福祉士として登録申請できます。
なお、国家試験を受験する年度に卒業にすることが必要です。
充実したスクーリング・実習
対面形式のスクーリングでは、同じ資格を目指す学生や教員が集いグループ討論やワークショップなどを行います。オンライン学習やスクーリングで知識を身につけたあとの総仕上げとして、現場実習を行います。
国家試験対策の各種コンテンツを提供
本学では社会福祉士・精神保健福祉士を目指して国家試験を受験する学生に対して、動画や過去問対策など無料の国家試験対策コンテンツを提供しています。資格取得を通じて自身の将来性を高めようとする学生をサポートします。
実習・演習科目の免除について
本学入学時点において、1年以上の相談援助業務実務経験のある方は、実習科目と一部の演習科目の免除を受けることができます。
- 詳細は各コースページの「実習科目の免除について」を確認ください。
学生の声
コラム
多様化する社会を支える人材に
日本の福祉を取り巻く社会状況は日々変化をしています。単身化と人口減少、家族形態や地域社会も多様化、高齢化や少子化の進行により、さまざまな社会的課題が出現しています。そうした複雑化する社会の問題に対応するために「地域包括ケアシステム」や「地域共生社会」という考え方が強調されています。
目指しているのはこれまでの『縦割り』の分野ごとの課題解決に取り組んでいた従来の方針から、地域住民や地域の多様な主体が参画し、人と人、 人と資源が世代や分野を超えつながることで、住民ひとり一人の暮らしと生きがい、地域をともに創っていく社会です。
人間福祉学部は、複眼的な視点をもち、実践的能力と先端技術を兼ね備えた人材を目指しています。そのために、教養教育段階で情報リテラシー・実務基礎や教養科目を学び、専門教育段階で倫理学、心理学、医療・看護学、健康・運動学、栄養学、住居学などの人間領域の基礎学やソーシャルワークの知識・技能などの福祉学を修得し、学びの接続をはかりながら、地域共生社会を創造し、多職種連携が維持可能な多機能型人材を目指しています。