専門教育科目:情報マネジメント学部 情報マネジメント学科

情報システム

情報マネジメント学部の専門教育科目は、情報学を実践する3つの分野と指定演習を履修します。
情報技術、システムからセキュリティ、プログラミングについて学ぶ「情報システム」、社会や組織の分析・管理・運営を学ぶ「マネジメント」、情報技術と社会の関わりやデータ分析やマーケティングを学ぶ「情報社会とデータサイエンス」、各分野をより深く理解するための「指定演習」にわかれ、総合的な「情報マネジメント」を実践します。

科目区分

授業形態について

  • メディア ・・・ PCやスマートフォン等で受講できるメディア授業
  • 実習 ・・・ 企業・団体で行われる実習

専門教育科目情報システム

  • 科目に関する情報は変更になる可能性があります。

プログラミング・データ処理

科目名

初級プログラミングⅠ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

1年次

開講期

1・3学期

授業の概要

コンピュータに何らかの処理をさせる場合には、プログラムを作成することが必要である。そのため、プログラムを作り上げるプログラミングを学ぶことは重要である。本科目では、プログラミングに必要な以下の基本的な項目を学ぶ
1) 変数、入出力、算術演算
2) 制御構造(条件分岐、繰り返し)
3) 配列
4) 文字と文字列
さらに、基本的なプログラムの作成を行えるようになることを目的としてプログラミングの演習を行う。プログラミング言語としてJavaを使用する。

科目名

初級プログラミングⅡ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

1年次

開講期

2・4学期

授業の概要

プログラミングには、データとそれに対する操作を「オブジェクト」としてまとめ、利用するオブジェクト指向プログラミングという考え方があり、現在、多くのプログラミング言語で採用されている。本科目ではJavaによるオブジェクト指向プログラミングの基本として以下を学ぶ
1) クラス
2) カプセル化
3) クラスの継承
また、プログラミングでは与えられた問題に対して具体的な手順を記述するアルゴリズムを定め、それをもとにプログラムを作成することが重要である。
代表的なアルゴリズムを取り上げ、プログラムを作成する演習を行う。

科目名

プログラミング演習Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

1・3学期

授業の概要

コンピュータに何らかの処理をさせる場合にはプログラムを作成することが必要であり、プログラムを作り上げるプログラミングを学ぶことは重要である.「初級プログラミングⅠ」ではJavaによる基本的なプログラミングの知識を身につけた。
本科目では、「初級プログラミングⅠ」で学んだプログラミングに必要な基本的な項目(変数、入出力、制御構造、配列、等)を使用する課題を出題し、それらのプログラムを作成する演習を行う。これらの演習を通して、基本的なプログラミングの能力を身につける。

科目名

プログラミング演習Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

現在、多くのプログラミング言語でオブジェクト指向という考え方が採用されており、「初級プログラミングⅡ」ではJavaによるオブジェクト指向プログラミングの基本を学んだ。また、与えられた問題に対して具体的な手順を記述するアルゴリズムについても学んだ。
本科目では、「初級プログラミングⅡ」で学んだオブジェクト指向に関わる基本事項(メソッド、クラス、等)およびアルゴリズムに関する課題を出題し、それらのプログラムを作成する演習を行う。これらの演習を通して、オブジェクト指向プログラミングの基本的な能力を身につける。

科目名

データ構造とアルゴリズムⅠ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

1・3学期

授業の概要

ソフトウエアを開発・解析する際に用いられる基礎的な概念を理解する。まず、アルゴリズムの性能を分析するために必要となる計算モデルの概念を理解する。次に、データの記述の基本となるデータ構造と配列、分類のアルゴリズム、再帰的データ構造等を理解する。
具体的には以下を修得する。なお、本授業では、Javaをベースに解説していく。
1)計算のモデルとしてランダム・アクセス機械を使ってアルゴリズムと複雑さ
2)基本的なデータ構造として、データ型の概念、配列構造、集合構造、いくつかの分類法
3)再帰的プログラム、再帰的データ型、木構造、最適探索木など

科目名

データ構造とアルゴリズムⅡ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

ソフトウエアを開発・解析する際に用いられる基礎的な概念を理解する。まず、集合構造の基本的操作を理解し、代表的な探索アルゴリズムを理解し、効率のよいアルゴリズムの理解を深める。また、アルゴリズムの効率を測る尺度としての計算量を理解し、現実的に計算不可能な問題にも触れる。
具体的には以下を修得する。なお、本授業では、Javaをベースに解説していく。
1)集合構造、2分探索法、有向グラフの優先探索、効率の問題
2)ソーティングや集合を操作する問題、グラフのアルゴリズム
3)アルゴリズム設計によく使われる整数や多項式の算術演算や算術演算の下限

科目名

ハードウェア総論Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

1・3学期

授業の概要

ソフトウェアを動作させる基盤として存在するハードウェアの基本を学ぶ。特にコンピュータを構成する部品や素子、それらを使用する電子回路の動作原理やコンピュータのアーキテクチャの知識を習得する。
また、コンピュータの手足となる入出力機器やデータを格納するメモリやストレージやそれら機器に電気を供給する電源やバッテリーなどの知識を理解する。

科目名

ハードウェア総論Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

基礎的なハードウェアの知識だけでなく、コンピュータが開発されてきた歴史的経緯を含めた総合的な見識を得ることは、ハードウェアに留まらずさらなるソフトウェアおよびシステム理解に不可欠である。
また、コンピュータ技術は日進月歩で高性能化しており、その要素としての電子素子や回路などの基礎を根底とし、実装や製造の知識も踏まえ理解していく。

科目名

実践プログラミングⅠ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

1・3学期

授業の概要

プログラミング言語 Pythonによるプログラミングの基礎知識について学ぶ。他の言語との違いを理解し、Python特有の基本構文、ライブラリの利用、リストやタプルなどのデータ構造などについて練習問題を交えながら学習する。また、Pythonによるオブジェクト指向プログラミングについて取り扱っていく。
1)プログラミング言語 Python の基本について
2)Pythonの基本構文、ライブラリの利用方法
3)Pythonで使える各種データ構造
4)オブジェクト指向プログラミング

科目名

実践プログラミングⅡ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

プログラミング言語 Python によるプログラミングの応用として、実践プログラミングⅠで学習したことを踏まえ、業務の自動化やスクレイピング、データ分析について実践的な例題を通して学習する。
1)Excel作業の自動化
2)メール送信の自動化
3)Webスクレイピング
4)データ分析

科目名

応用プログラミング演習Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

商品開発においてプロトタイピングという手法が今日広く使われている。IDE等のラピッドプロトタイピングツールや電子工学の深い知識がなくても様々な入出力デバイスを繋いで非常に簡易に安価にフィジカルコンピューティング手法が編み出されている。
これを用いて初歩的な知識の獲得からプログラミングできる能力を身に付ける。

科目名

応用プログラミング演習Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

電子工作とプログラミングの知識と能力でひと通りのプロトタイピングが出来るという前提において、様々な局面においてフィジカルコンピューティングを実践していくために、入出力のためのモーターやスピーカ、センサーと云ったデバイスを繋ぐための知識と経験、そしてインターネットにフィジカルモジュールを繋げるための知識を得て実際に制作をおこなう。

科目名

WebプログラミングⅠ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

この講義ではプログラミングの応用として、Webブラウザやスマートフォンで動作するアプリケーションを作成することを目標として、Webの技術を中心として学習する。
具体的にはHTML、CSSについて学習し、JavaScriptによるプログラミングを基礎から学ぶ。何らかのプログラミング言語について学習していることを前提とはしないが、1〜2年次に学習したであろうプログラミングの知識を持っていることを期待している。

科目名

WebプログラミングⅡ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

この講義では、「WebプログラミングⅠ」に引き続き、この講義ではプログラミングの応用として、Webブラウザやスマートフォンで動作するアプリケーションを作成することを目標として、Webの技術を中心として学習する。
オブジェクト指向言語としてのJavaScriptを学習し、Canvas要素を利用した画像の描画や物理エンジンを利用したモデリングを行う。

科目名

データベース論Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

データベースは、文字通りデータの基地(Base)であり、情報を効率的に蓄積し、取り出し、操作する方法やシステムのことをいいます。
より具体的には、世界的に標準的なリレーショナル・データベース・マネジメント・システム(Relational Database Management System、RDBMS)の利用と管理について、Structured Query Language(SQL)を利用して学習します。
このようなデータベースは、日頃はあまり意識をしていないかもしれませんが、例えばWebブラウザーのお気に入り(ブックマーク)の管理や、スマートフォンの中でも利用されている、ごく身近なものです。
コンピュータの中で情報をどのようにコントロールするかという、比較的本質的な話題でもあります。各種プログラミングとあわせて学習することを勧めます。

科目名

データベース論Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

この講義では、「データベース論Ⅰ」に引き続き、リレーショナルデータベースマネジメントシステム(RDBMS)の利用と管理について学習する。
まず、データベース・スキーマの設計方針について学習し、単一の表ではなく複数に分割する意義について学習する。続いて、複数の表の様々な結合方法について学習する。
また、表以外のデータベースオブジェクトについても学習する。

科目名

情報数学特論

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

4年次

開講期

2・4学期

授業の概要

情報科学をはじめとする多くの分野では、与えられた事象を定式化しその解を求めることで、その事象を理解することが必要になることがある。
その際、与えられた問題や方程式の解を数値的に求める数値計算が重要になる。
本科目では、数値計算に関わる項目(連立一次方程式の解法、非線形方程式の解法、微分方程式の解法、等)について学ぶ。また、これらの解法を実現するプログラミングを行い、具体的な例題を通して数値計算を行う課題にも取り組む。

情報システム

科目名

ソフトウェア総論Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

1・3学期

授業の概要

コンピュータで扱えるデータがどのようなものがあるか、数値や文字だけでなく色々なデータ形式が扱えることを理解する。
また、それを扱うソフトウェアがプログラミング言語によって作成されること、プログラミング言語も幾つかの種類があり多様性があることをプログラミングの初歩も踏まえ概念を習得する。
また、各種のアプリケーションソフトウェアはそれらプログラミング言語で記述されていることとソフトウェアを設計するための基礎を理解する。

科目名

ソフトウェア総論Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

通信路や符号化といった情報理論、アルゴリズムなどの基礎を習得した上で、オペレーティングシステム(OS)など中心となるソフトウェアに関する理解を深め、それらのソフトウェアの上に実際のアプリケーションやミドルウェアと呼ばれるソフトウェアがどのような構造を理解することによりその設計、制作に結びつく力をつける。

科目名

システム総論Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

1・3学期

授業の概要

通信、ウェブ、インターネットという大きなシステムからパーソナルコンピュータなどの個のシステムを俯瞰し、世の中に存在するITに関する様々なシステム事例を踏まえることによりシステムとは何かという概念を習得する。
また、それらシステムをどのように設計されどのように構築されているかという方法論にも触れ理解していく。

科目名

システム総論Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

情報社会とセキュリティは表裏一体であり、金融や社会インフラにおいて欠くことのできない要素となっている。そのセキュリティを構成する各々の理論や技術を理解する。
さらに分散システム、人工知能、クラウドコンピューティングといった最新技術の基礎を理解しシステム信頼性の概念を習得することにより、システムとは何かという理解を深める。

科目名

プロジェクトマネジメントの手法

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

ある目的を達成するために結成された組織をプロジェクトと呼ぶ。プロジェクトが目標を達成するためには、組織活動を計画的に実施する必要がある。そこで、組織活動を計画的に実施する方法であるマネジメントシステムについて理解し、プロジェクトを推進し目的を達成できるようになる。
1)プロジェクトマネジメントの意義を理解する。
2)プロジェクトマネジメントの実施方法を理解する。
3)プロジェクトマネジメントで活用される各種のツールについて理解する。

科目名

インターネット技術Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

1・3学期

授業の概要

現代社会では、インターネットの利用技術も進化し仕組みを知らなくても使いこなすことが可能となった。しかし、より高度な利用技術開発、セキュリティ事故対処等には、仕組みの知識が必須である。
本講義では、インターネットの通信プロトコルと通信の高信頼化技術を理解する。具体的には以下を修得する。
1)インターネットの歴史とTCP/IPの概要を知る。
2)データのトラフィック制御とIPの関連を理解する。
3)伝送データの信頼性を高める技術の概要を知る。

科目名

インターネット技術Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

現代社会では、インターネットの利用技術も進化し仕組みを知らなくても使いこなすことが可能となった。しかし、より高度な利用技術開発、セキュリティ事故対処、インターネットの高度な活用を実践するためには、仕組みの知識が必須である。
本講義では、インターネットの通信プロトコルと通信の高信頼化技術について理解するとともに、これからのインターネット技術の変化について学ぶ。
1)ネットワークの階層モデル
2)DNS、電子メール、経路制御のプロトコル
3)HTTP、ストリーミングのプロトコル
4)インターネットアプリケーションの技術

科目名

ソフトウェア工学Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

ソフトウェア開発プロセスの全体像を学び、V字モデルにおける各工程の内容を理解する。また、統一モデリング言語(UML)を学び、各ダイアグラムの読み方および書き方を学ぶ。さらに、ICONIXプロセスを用いて、UMLを使いながらソフトウェアを設計する方法を学ぶ。
1)ソフトウェア開発プロセスの全体像およびV字・W字モデルを学ぶ。
2)統一モデリング言語(UML)および各ダイアグラムと記法を学ぶ。
3)ICONIXプロセスによるソフトウェアの設計方法を学ぶ。

科目名

ソフトウェア工学Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

ソフトウェア開発プロセスにおけるW字モデルを理解して、ソフトウェアの品質保証の重要性を学ぶ。また、オブジェクト指向の設計原則を学び、オブジェクト指向設計プログラミングにおける設計手法を学ぶ。さらに、ソフトウェアテストによりソフトウェアの品質を高める方法を学ぶ。
1)W字モデルおよびソフトウェアの品質保証の重要性を学ぶ。
2)クラス設計の演習を通してオブジェクト指向の設計原則を学ぶ。
3)ソフトウェアテストおよびテスティングフレームワークを学ぶ。

科目名

ヒューマンコンピュータインタラクション

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

コンピュータの利用は単純な演算だけに留まらず現代のコンピュータソフトウェアは実に複雑で多様である。それらを使いやすさの観点でとらえることはコンピュータサイエンスの重要な課題となっている。
人間とコンピュータそれぞれの特性と差異、認知科学の基礎、情報の可視化、人間とのインタラクションを起こす要素など基礎概念を踏まえ、インフォグラフィクス、マテリアルデザイン、タンジブル、SFにおけるユーザーインタラクションなどの研究を踏まえ学んでいく。

科目名

ユーザエクスペリエンス

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

使いやすさとは何かとは、ユーザーが必要とするものとは何かを言い換えたものである。コンピュータに限らない道具のインターフェイスを設計するにあたって指針となる理論はあるのかという問いに対して様々な答えが用意されている。
この授業においてはユニバーサルデザインや人間中心設計、アクセシビリティ、ヒューマンファクタ、人間工学などを軸に、ユーザーテストの技法などユーザビリティ研究と実践を学んでいく。

科目名

システム設計Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

情報ネットワークを用いて新しいビジネスを創出するには、新しいビジネスを支える情報システムが必要になる。そこで、情報システムを開発または構築するために、開発手法および構築方法について理解し、開発プロジェクトおよび構築プロジェクトに参画し、プロジェクトの計画ができるようになる。
1)情報システムの開発手法および構築手法について理解する。
2)情報システムの設計に必要な手法について理解する。
3)設計における留意事項について理解する。

科目名

システム設計Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

情報ネットワークを用いて新しいビジネスを創出するには、新しいビジネスを支える情報システムが必要になる。そこで、情報システムを開発または構築するために、開発手法および構築方法について理解し、設計から導入までプロジェクトに参画できるようになる。また、運用を意識したシステム設計ができるようになる。
1)開発手法および構築手法の概要を理解する。
2)開発および構築で必要なドキュメントについて理解する。
3)情報システムがどのように運用されるかについて理解する。

科目名

サーバ構築演習Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

「サーバ」(Server)とは、サービスを提供するものという意味です。「インターネットを利用する」ということは、実際にはこのようなサーバにより提供されているサービスを利用することを意味していることがほとんどです。
この講義ではインターネットで利用されている各種サービスに対応したサーバの構築を通じて、実践的にインターネットのサービスについて学び、そこで利用されている通信規約である各種プロトコルを理解することを目指します。
この講義は、Linuxという多くの学生にとって馴染みのないOSについて、主にコマンドの入力とそこから得られる出力やサーバの動作を観察することを通じて学習を進めていきます。
履修には多くの時間と努力を要することを覚悟しておいてください。 IntelのCPUが搭載されたWindows 10以降、または同じくIntelのCPUが搭載されたmacOS 11以降の計算機で、VirtualBoxという仮想化ソフトウェアを利用します。所持しているコンピュータが適合しているか確認しておいてください(M1搭載のmacでも別のソフトウェアが利用できますが、動作の保証はできません)。

科目名

サーバ構築演習Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

この講義では、「サーバ構築演習Ⅰ」に引き続き、インターネットの各種サービスに対応したサーバの構築を通じて、実践的にインターネットのサービスについて学び、そこで利用されている通信規約である各種プロトコルを正しく理解することを目指します。
「サーバ構築演習Ⅱ」ではデータベースサーバ、Webサーバ、システム監視サーバの構築を行います。

科目名

ネットワークとサービスⅠ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

情報社会は、コンピュータとネットワークで構成されるネットワークサービスによって支えられている。Webサービスを構築・利用するためやネットワークを活用したビジネスを創出するために、ネットワークサービスの仕組みと特徴や社会的な課題について学ぶ。
1)電子メール・ファイル転送の仕組み、Webサイトの仕組み・セキュリティ上の課題について
2)Webサイトの設計方法、構築方法、契約方法について
3)クラウドサービスの仕組みについて
4)将来のネットワークサービスの可能性について

科目名

ネットワークとサービスⅡ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

情報ネットワーク社会は、人間社会とコンピュータによって構成されるネットワークサービスによって成り立っており、ネットワークを介したビジネスを考えるためにも、ネットワークとサービスに関する技術を歴史的に振り返り、技術の進展とネットワークサービスを理解すると共に、ネットワークサービスの管理方法について理解する。
1)通信、電話交換、伝送方式の歴史
2)携帯電話・インターネットの歴史
3)ネットワークとサービスの管理方法

科目名

先端応用A

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

4年次

開講期

1・3学期

授業の概要

この授業においては、ダイナミックに進歩を続ける情報通信技術の中から、クラウドコンピューティングなど今後影響力を発揮し続けると期待される情報通信技術の代表的なものを選び、その基礎的な知識と現在の状況を確認しつつ、応用の可能性を展望することを試みる。
1) スーパーコンピュータ
2) クラウドコンピューティング
3) バイオインフォマティクス
4) Web3とブロックチェーン
5) 量子コンピュータ

科目名

先端応用B

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

4年次

開講期

2・4学期

授業の概要

本科目では、インターネット上に構築された「仮想空間」であるメタバースとweb3について学ぶ。メタバースが再び注目されている背景には、メタバースやweb3を支える技術の進化がある。web3は日本国内でもブロックチェーンやNFTなどの活用が進んでおり、技術や国内外の事例について理解を深める。
具体的には、以下の項目について学ぶ。
1)メタバース
2)メタバースの論点と課題
3)メタバースの展望
4)web3
5)ブロックチェーン
6)DeFi
7)NFT
8)DAO

科目名

情報システム開発特論

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

4年次

開講期

2・4学期

授業の概要

ウォーターフォール型の開発プロセスとの違いを踏まえてアジャイル開発について学び、アジャイル開発と親和性の高いスクラムという開発手法について学ぶ。また、少ない工数で早期に、動作するソフトウェアを顧客に提供するアプローチの一つとして、ノーコード・ローコード開発を取り上げる。
さらに、ローコード開発を実現する具体的なソフトウェアとしてサイボウズ社のkintone(キントーン)を用いたソフトウェア開発を学ぶ。
1)アジャイル開発およびウォーターフォール型の開発プロセスとの違いを学ぶ。
2)アジャイル開発を実現する手段の一つとしてスクラムを学ぶ。
3)サイボウズ社のkintone(キントーン)を用いたソフトウェア開発を学ぶ。

セキュリティ・倫理

科目名

情報セキュリティⅠ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

1年次

開講期

1・3学期

授業の概要

現代社会では、情報システムを取り巻く問題として、セキュリティに起因する問題が多発している。本講義では、情報システムの安心・安全の担保に必須なセキュリティ技術として、その要素技術となる暗号関連の理論と技術を理解する。具体的には以下を修得する。
1)情報セキュリティの概念と現代暗号の理解に必要な基礎的数学の知識を理解する。
2)共通鍵暗号と公開鍵暗号およびそれらの利用時に意識すべき技術を理解する。
3)社会生活での情報セキュリティを高める技術の概要を知る。

科目名

情報セキュリティⅡ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

1年次

開講期

2・4学期

授業の概要

現代社会では、情報システムを取り巻く問題として、セキュリティに起因する問題が多発している。本講義では、情報セキュリティの基礎となる暗号要素技術を既知として、セキュリティ関連プロトコルやセキュリティサービスに関連する技術を理解する。具体的には以下を修得する。
1)暗号技術とインターネットの仕組みの概要を理解する。
2)暗号関連およびインターネットセキュリティのプロトコルを理解する。
3)情報セキュリティ関連のサービス、倫理・管理、その他トピックの概要を知る。

科目名

情報倫理A

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

1・3学期

授業の概要

私達は情報化社会に生きている。良し悪しはともかく、むしろ不十分な情報化が非難されるのが多い現状である。現在マイナンバーと呼ばれている制度に関連した国会の議論で「私は番号になりたくない」と、ある政治家が言ったことがあった。
しかし、役所などのシステムの中で、既に個々人に何かしらの番号は割り振られており、そうしないことの方が不都合である。
もっとも、情報化に伴って見直さなければならないことも数多くある。
この講義では、技術の進展に伴って生じている、様々な問題を題材として情報化の倫理的な側面を考える。
「倫理」という言葉は難しそうとに感じるかもしれないが、この講義ではコンピューティングやインターネットの実際に即して、情報化社会の現状と今後を考え、個人や社会と情報技術の関係について考えることがテーマである。

科目名

情報倫理B

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

私達は情報化社会に生きている。良し悪しはともかく、むしろ不十分な情報化が非難されるのが多い現状である。現在マイナンバーと呼ばれている制度に関連した国会の議論で「私は番号になりたくない」と、ある政治家が言ったことがあった。
しかし、役所などのシステムの中で、既に個々人に何かしらの番号は割り振られており、そうしないことの方が不都合である。
もっとも、情報化に伴って見直さなければならないことも数多くある。
この講義では、技術の進展に伴って生じている、様々な問題を題材として情報化の倫理的な側面を考える。
「倫理」という言葉は難しそうに感じるかもしれないが、この講義ではコンピューティングやインターネットの実際に即して、情報化社会の現状と今後を考え、個人や社会と情報技術の関係について考えることがテーマである。

科目名

社会とサイバーセキュリティ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

近年の情報ネットワークは、通信だけでなく、金融・交通・ライフライン等の安定運用や遠隔制御に密接にかかわり複合的な情報社会基盤を形成するようになった。これは、情報ネットワークの脆弱性が、情報社会基盤の危殆化、さらには人々の安心・安全に直接影響することを意味する。本講義では、情報ネットワークを攻撃する、いわゆるサイバーテロの被害に巻き込まれない、加担しないための対処方法について理解する。
具体的には以下を修得する。
1)サイバーセキュリティの関連用語と概要を知る。
2)サイバー攻撃の事例や攻撃手法について技術の概要と事例を知る。
3)サーバー空間で、自分の身を守る方法と被害を広めない対策について基本を知る。

科目名

初級セキュアプログラミング

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

2年次

開講期

2・4学期

授業の概要

最近、脆弱なコンピュータシステムに対する攻撃が数多く発生しており、社会全体に対して大きな影響を与えている。本授業ではC言語をベースに、ソフトウェアの脆弱性を生む原因を学ぶと共に、脆弱性を回避するプログラムの実装方法や、攻撃に強くセキュアなソフトウェアを構築・運用するときに役に立つ、ガイドライン、ツールなどについて学ぶ。
1)セキュアプログラミングの概要
2)バッファオーバーフロー、SQLインジェクション
3)メタデータとXMLについて
4)Webアプリの脆弱性と対応策

科目名

システムセキュリティⅠ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

情報化社会には様々な情報システムが存在し、悪意の有無にかかわらず日々の脅威にさらされている。本講義では、それら情報システムのリスク管理と情報システム全体を保護するためのセキュリティについて説明する。
具体的には以下を説明する。
1)高信頼性コンピューティングの概念を説明する。
2)システム設計における権限付与やフェールセーフの必要性を説明する。
3)セキュアOSの考え方を説明する。

科目名

システムセキュリティⅡ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

情報化社会には様々な情報システムが存在し、悪意の有無にかかわらず日々の脅威にさらされている。本講義では、それら情報システムのリスク管理と情報システム全体を保護するためのセキュリティについて説明する。
具体的には以下を説明する。
1)サイバー攻撃の手法について説明する。
2)マルウエア感染の防止などのリスク軽減策について説明する。
3)組織全体の情報セキュリティ維持について説明する。

科目名

デジタルフォレンジックⅠ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

インシデントレスポンスや法的紛争等に際し、電磁的記録の証拠保全及び情報収集・分析等を行う手法・技術及びその手続の重要性が高まっている。本講義では、サイバー攻撃への迅速な対応、組織コンプライアンス遵守の自己証明等、自らを守る技術として以下を説明する。
1)デジタルフォレンジックの概要を説明する。
2)パソコンにおけるデジタルフォレンジック技術を説明する。
3)ネットワークにおけるデジタルフォレンジック技術を説明する。

科目名

デジタルフォレンジックⅡ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

インシデントレスポンスや法的紛争等に際し、電磁的記録の証拠保全及び情報収集・分析等を行う手法・技術及びその手続の重要性が高まっている。本講義では、サイバー攻撃への迅速な対応、組織コンプライアンス遵守の自己証明等、自らを守る技術として以下を説明する。
1)デジタルフォレンジックの分析に必要となる技術を説明する。
2)デジタルフォレンジックに関連する法的側面の情報等を説明する。
3)デジタルフォレンジックに関連するその他の話題について説明する。

科目名

データ匿名化演習Ⅰ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

1・3学期

授業の概要

情報化社会の発展に伴い個人情報の扱いはビジネス側・消費者側共に強い関心事項になっている。改正された個人情報保護法では匿名化処理をしたデータのビジネス利用が可能になった。そこで、改正された個人情報保護法を理解し、個人情報の含まれたデータの適切な管理とビジネスにおける活用ができるようになる。
1)個人情報保護法について理解する。
2)個人情報を含むデータの取り扱い方法を理解する。
3)個人情報に関する社会問題について理解する。

科目名

データ匿名化演習Ⅱ

単位数

1

授業形態

メディア

標準履修年次

3年次

開講期

2・4学期

授業の概要

情報化社会の発展に伴い個人情報の扱いはビジネス側・消費者側共に強い関心事項になっている。改正された個人情報保護法では匿名化処理をしたデータのビジネス利用が可能になった。そこで、改正された個人情報保護法と匿名化処理を理解し、個人情報の含まれたデータの適切な管理とビジネスにおける活用ができるようになる。
1)匿名化処理を理解する。
2)データ分析方法について理解する。
3)匿名化データに関する社会問題について理解する。