自分らしい学び方で大学卒業!苦手だった勉強も楽しみに変わり、将来の目標も見つかりました。
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東京通信大学で学ぼうと思った理由を教えてください。
当初は「学びたい」というよりも、「大学に行ってみたい」「大学生を経験したい」という本当に単純な動機でした。
とはいえ、ただ「大学生になりたい」という理由だけで大学に通うのはもったいないとも思い、せっかくなら自分に足りないことを身につけようと、自分を見つめ直してみました。
私は地元の工業高校で電子科を卒業後、通信サービスの会社で技術職としてネットワークの保守・運用に携わってきましたが、実は業務以外のIT技術には疎く、マネジメント技術も足りていない状況でした。そこで、これらの分野を学ぶべきだと思うようになった次第です。大学選びの際は、学費の安さや自分が学びたい分野が揃っていることにひかれて入学を決めました。
通信制の大学を選んだのはどうしてですか?
通学となると遅刻や欠席が心配でした。自分の性格上、独学では勉強が続けられないような気がしました。なので、場所も時間も選ばず、自分のタイミングの良いときにオンラインで勉強ができる、通信制の大学を選びました。
「IT・情報システムコース 」を選んだ理由を教えてください。
自分自身の足りない部分を補いたかったのと、今後のキャリアのことを考えてのことです。ゆくゆくはセキュリティの分野で仕事をしてみたいと考えていたので、プログラミングもセキュリティも学べる、IT技術者寄りのIT・情報システムコースを選びました。
学習方法について、工夫した点はありますか?
もともと勉強が好きではなかったこともあり、「どうやったら勉強するのが嫌にならないか」という観点から以下のルールを自分で決め、守るようにしました。
①1日に1回の講義を2科目分受ける
②往復の通勤中に受講する(終わらない場合は帰宅直後に受講)
③ノートは半ページに1回分の授業をメモする
④日曜日は絶対に授業を受けない(課題が終わらない場合は、この限りではない)
時節柄テレワークが主流になっても、無理に量を増やしませんでした。朝は同じ時間に起きて、始業前に1回の講義を2科目分受けたぐらいです。
ノートの取り方については「自分でどれだけやったのか実感できる」かつ「負担なく続けられる」を優先してルールを決めました。基本的に講義動画で使用されているスライドを書き写す方式です。ペースを守るため、常に半ページで1回分の授業が収まるように図などは入れず文字だけをメモにしていました。復習にノートを使う場合、テスト前に読み返して、わからない箇所は講義動画を再度視聴することで、理解を深めていきました。
特に印象に残っている授業と、その理由を教えてください。
初級プログラミングⅠ・Ⅱと初級プログラミング演習Ⅰ・Ⅱです。
小テストが難しく、自分でプログラムを書いてクリアする課題も大変でした。その一方で、難易度の高い課題をクリアしたときの達成感は何とも言えないものがあり、プログラミング思考を身につけることもできました。この講義を通じて、それまで自分では扱えなかったLinuxのシェルスクリプトも書けるようになり、本当に勉強になりました。
印象的だったのは、大変なことだけではありません。プログラムの組み方を情報交換するなど、学生同士の交流ができたのもいい思い出です。
入学時に抱いていた目標は達成できましたか?
私は開学と同時に入学していて、当時立てた目標は「絶対に最初の卒業生になる」でした。明確に目標があったからこそ、仕事をしながらでも学習意欲が途切れず、頑張れたのだと思います。
当初の目的の通り、ITの知識や技術も身につき、仕事に活かせています。卒業できたこともうれしいですし、自分が決めたことをやり続け、継続する力がついたのは何よりの収穫です。
今後チャレンジしてみたいことを教えてください。
セキュリティ分野について、さらに知識や技術を身につけたいと考えています。いずれは、高校生や中学生といった次世代を担う学生達に、セキュリティ分野へ興味を持ってもらう取り組みにチャレンジしてみたいですね。自分自身の目標としては、これからますます重要になるサイバーセキュリティの分野を担える人材を目指したいです。今すぐには難しそうですが、大学院への進学も視野に入れています。
入学を検討している方へメッセージをお願いします!
東京通信大学には、時間がなかなか取れない社会人にも適した環境がそろっていますし、選べる科目の幅が広く、学びたいと思う分野に合致しやすいと思います。
入学の動機としては、ただ「大学に行ってみたい」だけだった自分も、学習を進めるうちに「勉強したい!もっと知りたい!」と向学心が芽生えました。東京通信大学は、そんなふうに思わせてくれる大学です。検討されている皆さんも、自身の目標や夢に向かって、この大学で励んでいただければと思います。