学生と教職員の交流や学生間の交流を高め、読書を通じた学びの場を提供することを目的として、本学の共同研究費事業による、第3回ビブリオバトル大会が開催されました。
第3回は学生・教職員9名が参加し、「みんなにすすめたい本-ジャンルフリー」をテーマに、ビブリオバトルの公式ルールにそって第1ゲーム・第2ゲームが行われました。今回も和やかな雰囲気でビブリオバトルが進められ、休憩中や終了後も様々な感想や意見が出されるなど、充実した会となりました。
<観覧者の感想・意見>
- 他の学生や先生方と交流する機会はなかなかないので今回初めて参加してとても楽しかった。
- 自分では手に取らないような本の魅力が知れてよかった。
- 絵本や漫画などもジャンルに入れると良いと思う。
<書評者の感想・意見>
- 本を読んでみたいと感じたから参加した。本を紹介する事の難しさを実感した。
- お互いの気持ちを理解することが大事で、先ずはコミュニケーションが大事だと思った。
- 本を通して知識を増やしていきたい。
■ 第1回~第3回大会で書評された本
「つながり-社会ネットワークの驚くべき力」(ニコラス・A・クリスタキス他)、「宿命」(東野圭吾)、「小津安二郎先生の思い出」(笠 智衆)、「アースダイバー」(中沢新一)、「NO.6」(あさのあつこ)、「永遠の朗読劇場」(菊地久治)、「蔦屋」(谷津矢車)、「教えるということ」(大村はま)、「彩雲国物語」(雪乃沙衣)、「昭和史1926-1945」(半藤一利)、「天才」(石原慎太郎)、「トヨトミの野望」(梶山三郎)、「桃源郷『ようこそ地球さん』」(星 新一)、「インド読本」(藤原信也編)、「お買いものパンダの本」(楽天)、「社会は情報化の夢を見る」(佐藤俊樹)、「親鸞で考える相模原殺傷事件」(芹沢俊介)、「蒼氓」(石川達三)、「幕末」(司馬遼太郎)、「スパイスの科学」(武政三男)、「夜と霧」((ヴィクトール・フランクル)、「非色」(有吉佐和子)
◆ビブリオバトルとは?
ビブリオバトルは、自分のお気に入りの本を持ち寄り、その魅力を伝える書評ゲームで、
読み聞かせやブックトークなど従来型の書評伝達機能にゲーム性とプレゼン性が加味されたものです。
全国組織である「ビブリオバトル普及委員会」が組織され、各地で展開されています。
ビブリオバトルのルール等は、「知的書評合戦 ビブリオバトル 公式ウェブサイト」(外部サイト)を参照ください。
<研究概要>
- 研究代表者: 都築 繁幸(人間福祉学部 教授)
- 研究課題名:「ビブリオバトルの通信制大学の適用に関する実証的研究-オンラインシステムによる社会的相互作用の場の共有を志向して—」
- 研究主旨:ビブリオバトルの実践とさらなる発展を目指し、毎回大会テーマを決め、継続してビブリオバトル大会を開催していく。