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人間福祉学部 福士 珠美 教授が「国際公法学会」の年次大会(ICON・S2024)に登壇

本学の福士 珠美 教授が国際公法学会(INTERNATIONAL SOCIETY OF PUBLIC LAW)の年次大会(ICON・S2024)でパネル講演に登壇しました。


当日のパネルセッション会場にて。左から2番目が福士教授。

国際公法学会(INTERNATIONAL SOCIETY OF PUBLIC LAW)は公法を専門とする法律学者の学会組織としては世界最大の規模を誇ります。その年次大会(ICON・S2024)が、2024年7月8日~10日にかけてスペイン(マドリード)で開催されました。

福士教授は、脳神経倫理、政策のための科学、オープンサイエンスが研究分野で、本学では脳科学入門、ブレインテックの産業と倫理などの科目を担当しています。
ブレインテックの実用化、社会実装が現実味を帯びる中、公法学の分野では法規制の在り方について議論が活発に行われ、脳神経倫理研究との連携機会が国際的に増加しています。

そのような状況下で、ICON・S2024は「公法学の未来:レジリエンス、持続可能性と人工知能(The Future of Public Law: Resilience, Sustainability, and Artificial Intelligence)」をテーマに開催。

福士教授は7月9日のパネルセッション「Braintech, Human Being, and the Constitution:Legal / Ethical Perspectives on Neuroscience」において、ブレインテックの実用化に伴う倫理的法的課題に関する講演「Braintech and Neuroethics: On the Past, Present, and Future」、および総合討論に参加。各国の研究者と意見を交わしました。

▼ 国際公法学会(INTERNATIONAL SOCIETY OF PUBLIC LAW)・年次大会について

教員プロフィール

福士 珠美 教授
北海道大学大学院文学研究科博士課程行動科学専攻修了。博士(学術)。日本学術振興会特別研究員、科学技術振興機構社会技術研究開発センター研究員および研究開発戦略センターフェロー、医薬品医療機器総合機構 調査専門員、日本医療研究開発機構 主幹などを経て、現職。専門分野にスポーツ科学、認知神経科学、生命倫理、科学技術政策、規制科学などを持つ。