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教員紹介「教えて!先生」

人間福祉学部 人間福祉学科 矢野 明宏准教授

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世の中には無意味なことなどありません。
「どんな物事にも意味がある」ということを、この大学で学んでください。

人間福祉学部 人間福祉学科

矢野 明宏准教授

主な担当科目
  • 相談援助演習
  • 相談援助の理論と方法
  • 相談援助実習
ほか
  • インタビュー
  • 人間福祉
  • 社会福祉士
  • 実習・スクーリング

先生に、いろいろ聞いてみました!

まずは、先生が担当されている科目の内容について教えてください

「相談援助実習」は学生自身が成長を実感できる科目です。

私が担当しているのは、社会福祉士の国家試験を受けるために必要な科目です。例えば「相談援助実習」は、実際に学生が施設に行って約1ヵ月間実習するという内容になっています。実習科目は大変だと敬遠されがちですが、実習を通じて得たいろいろな気づきを学校に持ち帰り、学生同士でディスカッションしながら、ソーシャルワーカー・社会福祉士としてのスキルをアップしていく、という醍醐味があるんです。学生が実習先での経験を通じて成長する姿を見ると私も嬉しいですし、学生自身も成長を実感できるのがこの科目の大きな特長ではないかなと思います。

先生も教育者になられる前は、福祉施設で実務をされていたのですね?

先輩から受けた助言を学生に伝えるため、教員になりました。

大学の教員になって20年になりますが、それ以前は、大学卒業後から高齢者福祉施設で生活相談員、介護支援専門員(ケアマネジャー)として働いていました。施設を退職した際に、別の施設で働く先輩が「お前の良さを捨てちゃいけないよ」と言葉をかけてくれまして、その方の紹介で大学の世界に入りました。福祉業界は忙しく大変だと言われますが、辞めなくてもいいのに退職をしてしまう人も結構多いんです。私ができることは、自分が受けた助言をみんなに伝えること。それで福祉業界から大切な人材が離れてしまうことを防げるのでは、と考えたんです。

先生が考える、東京通信大学の魅力は何でしょうか?

ぜひ「東京通信大学ならでは」の学び方に触れてください。

やはり「いつでも、どこでも」学ぶことができることだろうと思います。この表現では、通信制だから当たり前だろうと言われそうですが、従来の通信制のように「テキストを読んで、締切日までにレポートを提出すればいい」という学び方ではありません。みなさんにはぜひ「東京通信大学ならでは」の学び方に触れて、自分の知的好奇心に「火をつけて」みてほしいですね。それができると、自分自身のライフコースにおける調整能力が向上すると思いますよ。

先生が現在取り組まれている研究テーマについて、教えてください。

「社会福祉領域の人材養成、育成のあり方(専門職の価値と倫理の側面から)」です。

自分の経験にも基づいていますが、福祉業界で無用な退職を無くすためには、基本をきちんと教えるとともに、現場ではこう活かせるんだよ、と経験も交えてみんなで共有することが大事だと考えています。研究のため、高齢者福祉施設をはじめ、さまざまな社会福祉施設で勤務している方の事例や対応の記録の積み重ねを見ていると皆さん頑張っているなと感じるのに、職員の方は自分でそれを実感できていないんです。なので、皆さんに自信を持ってもらいたい、頑張りを世の中に訴えていきたい、そういう思いで研究を続けています。

先生はオフを過ごしている中で、ご自身の研究を意識してしまうことはありますか?

街の自治会の掲示板の情報がアウトリーチ(出向いていくこと)につながることもあるんです。

近所を歩いていると、点字ブロックの状態や歩道の段差、デイサービスの送迎車などに、つい意識が行ってしまいます。妻は看護師なので病院という文字によく気づくようで「お互い職業病だね」と笑っています。これは授業の中でも話したエピソードなのですが、散歩中に自治会の掲示板を見たらあるご高齢の住民が亡くなったという掲示があり、担当のケアマネジャーの方を思い出して連絡を取ったところ、すぐに訪ねて行ってご遺族の悩み事を支援できた、ということもありました。ICTが活用できる・できないだけでなく、得られた情報をいかに活用するかが大切なんです。

先生の「コレがお気に入り!」

劇団花時計のチラシや台本

私が所属する劇団花時計は、小さな小さな劇団で、昭和の笑いをテーマにしています。本当に少人数で、若い人がいないので私は若手です。作家さんと指導者はプロですが、あとは皆さん芝居が好きで、舞台が好きなメンバーで集まっています。本公演は年に一回、家庭のつながりなどを中心にした物語を演じています。

矢崎存美さんの「ぶたぶた」シリーズ

なごみます。癒してくれます。気持ちが落ち着きます。時に社会福祉士、広く言えば、対人援助専門職者として大切にしなければならないエピソードも出てきます。

映画『男はつらいよ』シリーズ

家族とは何か?について改めて見つめなおすことができます。第1作は1969年のようですが、小学生のころから観ていたような気がします。授業で活用してたこともあります。

新宿駅前キャンパスの階段

1階から21階の研究室フロアまで階段を登ること。各フロアの踊り場には「一言メッセージ(人生訓ともいうべきもの)」が書かれており、これを胸に刻みながら(読みながら)登ります。

「みんなが街の御用聞き」

これは私が出演させていただいた芝居の舞台(劇団花時計『待ってろ、故郷』2018年12月公演)でのある役のセリフですが、このセリフで本学の学びの特色の一つである「包括支援」や、喫緊の課題である「地域共生社会」を本格的に学ぶイメージを自覚できました。

先生から、学生のみなさんへ。

「生徒」ではなく「学生」であるということを自覚して、学びを積み重ねてほしい。

高校までは先生の言うことを聞く、教えを受けるということが中心。でも大学からは、自らこれを学びたいんだ、研究したいんだ、と主体的に行動していかなきゃならない。だから、大学生というのは研究・学びの主体だよ、という意味で、あえて「生徒」ではなく「学生」と呼びます。「学生」であるということを自覚して、学びを積み重ねてほしいと思います。主体的に学んで、何かあれば遠慮なく相談ください。

※プロフィール・職位等の記載内容はすべて2020年11月取材当時のものです。

高木 美也子

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