専門教育科目:人間福祉学部 人間福祉学科
総合人間
人間福祉学部の専門教育科目は、6つの分野を総合的に学びます。医学、心理学、社会保障などを学ぶ「ソーシャルワーク」、様々な支援の取り組みや体制について学ぶ「包括的支援体制の基礎」、人間の生活を支える福祉を体系的に学ぶ「社会福祉」と「精神保健福祉」、人間の個別性と多様性を理解するための「総合人間」、実地の演習を通じて各分野に対する実践力を身につける「フィールドスタディ」。これらの科目を学ぶことで、従来の専門的福祉教育に加え、人間社会に対する広範な知識を身につけます。
- 3年次編入学の方へ
厚生労働省による社会福祉・精神保健福祉養成課程のカリキュラム見直しにより、一部科目の科目名、単位数、標準履修年次などが異なります。 3年次編入学の指定科目名称は「国家資格取得に関する案内」で確認ください。
科目区分
授業形態について
- メディア ・・・ PCやスマートフォン等で受講できるメディア授業
専門教育科目総合人間
- 科目に関する情報は変更になる可能性があります。
倫理学
科目名 | 死生学A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 日本が長寿国になって久しいが、その弊害のひとつに、死を考えなくなった、という死生観の欠如がある。ひたすら長寿と健康を追求した結果、死に対する畏れを忘れ、死を忌み嫌い、ただ死を恐れるようになった。学問としての死生観・死生学の歴史は浅いが、死生の概念や観念は古代から存在し死は常に身近にあった。本講義では、死生観の視点から、医療・宗教・人類学・文学など多分野において死と生を捉えることで、個々が自分なりの死生観を確立することを期待する。 1)死生観の歴史を学ぶ。 2)医療における死ー安楽死・尊厳死・リビングウィル・終末期医療・グリーフケア 3)葬送の歴史と変貌 |
科目名 | 死生学B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 死生学Aに次いで、本講義では生死に深く関係する宗教における死のとらえ方を学ぶとともに、文学や映画や芸術などを題材に、「死とは何か」「死を前提にした生のあり方」を読み取る作業を行う。死と向き合って生きるとはどういうことか、それぞれの立場で考察する力持ち、個々の死生観の確立を目指す。 1)神話と死生観 2)文学・歴史上の人物にみる死生観 3)個の死生観の確立を目指して |
科目名 | 医薬品とくらし | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 新型コロナウイルスの感染爆発により、私たちのくらしは大きな影響をうけてきた。ワクチンの開発や接種、治療薬の開発をめぐって様々な報道がなされ、一般市民も医療と医薬品に関する当事者経験を多く積んでいる。本科目では、医薬品をめぐる状況、関連する法規制等について学び、日々のくらしにおける医薬品との上手な付き合い方を考えていく。 1)「医薬品のライフサイクル(研究開発、治験、薬事申請、薬事承認、市販後調査、安全対策など)」、「医薬品の種類」を学ぶ。 2)「医薬品の流通」「医薬品の適正使用」を学ぶ。 3)「薬害の歴史」「医薬品副作用被害救済制度」を学ぶ。 4)医療機器・再生医療等製品・体外診断薬について学ぶ。 |
科目名 | 脳神経倫理 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 脳科学の発展は、医療の現場だけでなく、マーケティングや教育の現場など社会の様々な場面に影響を与えており、新たな倫理的脅威を孕む可能性のある技術の開発も進んでいることを踏まえて脳神経倫理という学問分野について学んでいく。 1)人間の脳を理解したり、精神・神経疾患の発症メカニズムや治療法を探る目的の研究の現状を学ぶ。 2)研究成果の社会実装において守られるべきルールとその決め方、守り方、研究成果の発信の在り方を考える参考となる事例を学ぶ。 3)生命倫理や規制科学など脳神経倫理を構成する学問領域の観点から問題を整理し、解決策を考える。 |
科目名 | ジェンダー論A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | ジェンダーを切り口として、現代社会を見つめ直し、性別でくくられるのではなく、ひとりひとり異なった個性が尊重される社会の構築を考える。ジェンダーの視点から考察する際に必須となるキーワードについて解説する。また、ジェンダー概念がどのように学問領域に取り入れられるようになったかを概観し、家庭や職場、学校といった身近な場面で問題となっているジェンダーに関わる事象について考える。 1)ジェンダー論のキーワードを学ぶ。 2)ジェンダー論の歴史を学ぶ。 3)現代のジェンダー問題について考える。 |
科目名 | ジェンダー論B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 3・4学期 |
授業の概要 | さまざまな関わりにおける問題をジェンダーの視点を用いて考える。事例を採り上げながら、自らとの/親密圏にいる人たちとの/社会や制度との関わりに見られる諸問題の核心を、ジェンダーがどのように作用しているかという観点から把握し、解決への方向性を探る。 1)自らとの/親密圏にいる人たちとの/社会や制度との関わりにおける諸問題を、ジェンダーの観点から説明できる。 2)把握した問題を解決するのに役立つ要素を整理できる。 |
科目名 | ブレインテックの産業と倫理 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | この授業では脳科学研究で得られた知見を、医療や介護、健康維持や教育、スポーツ、エンターテイメントなどに応用する「ブレインテック」について、その概要や発展の歴史、現在利用可能な製品やサービスなどを学び、ブレインテックを日常生活に取り込むための留意点やルール作りのあり方について考察していく。1)ブレインテックの構成技術 2)ブレインテックの使用目的 3)ブレインテックを使用するうえでの倫理的懸念 4)ブレインテックを使用するうえでの倫理的懸念への対応 |
心理学
科目名 | 認知心理学A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 日常生活および対人支援場面において心の働きを科学的・客観的な視点で理解するために、認知心理学のうち、視知覚と注意のメカニズムと諸理論とその障害、およびそれらを発見するに至った研究を概観する。 1)ものを見ることの特徴 2)2次元物体と3次元物体の認識、顔認識 3)注意 4)ものを見ること、または注意の障害とそのサポート |
科目名 | 認知心理学B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 日常生活および対人支援場面において心の働きを科学的・客観的な視点で理解するために、認知心理学のうち、記憶と思考のメカニズムと諸理論とその障害、およびそれらを発見するに至った研究を概観する。 1)記憶と思考のメカニズムとそれらに関する主要な理論 2)記憶または思考に関する著名な研究 3)日常生活における記憶と思考の役割 4)記憶または思考の障害とそのサポート |
科目名 | 学習心理学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 心理学における学習とは、「経験によって生じる比較的永続的な行動の変化」であり、学習心理学は実験心理学の一領域、かつ様々な行動支援領域の基礎領域である。日常生活および対人支援場面において心の働きを科学的・客観的な視点で理解するために、ヒトを含めた動物にとっての学習のメカニズムを解説し、臨床場面における応用を紹介する。 1)学習に関する基本的概念と学習理論 2)臨床場面における学習の応用事例 3)日常場面に学習に関する心の働き |
科目名 | コミュニケーションの心理学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 様々な場面においてよりよいコミュニケーションを目指すために、心理学の立場からコミュニケーションの定義と特徴、種類、コミュニケーション相手との相互作用を概観し、コミュニケーションの技法を紹介する。 1)コミュニケーションの機能 2)代表的なコミュニケーションの理論 3)他者理解の方法とラポール 4)様々な種類のコミュニケーション 5)コミュニケーションの技法 |
科目名 | ストレスマネジメントの心理学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 社会生活の中で避けることが困難であるストレスをうまく乗り越えて人間的に成長するチャンスとするために、健康心理学の立場からストレスの性質、ストレスのとらえ方の個人差や効果的な対処法を概観する。これらを通して、心身の健康の価値を認識してほしい。 1)ストレスの心理および生理に関する理論とストレス評価方法 2)ストレス反応の個人差 3)ストレスマネジメントの理論と具体的な対処方法 4)職場および災害時のストレスマネジメント |
科目名 | 生理心理学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 生理心理学とは、認知、感情、睡眠等の心的過程と脳・身体の働きを研究する分野である。日常生活および対人支援場面において心の働きを科学的・客観的な視点で理解するために、我々ヒトの脳・身体と心の働きに関するメカニズムと諸理論、それらの知見を得るために用いられた研究方法、高次脳機能障害等および正常脳における研究の実際を概観する。 1)脳活動の生物学的基礎 2)心的過程の生物学的基礎に関するこれまでの知見と理論 3)生理心理学における研究方法と今後の展望 |
科目名 | 心理学研究法A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 様々な角度から資料(データ)を収集して私たちの適応行動を成り立たせるための心の働きに関する心理学的知見が見出されたプロセスを具体的に理解するために、心理学の実証的研究法のうち、実験法または観察法を用いて得られた知見、および心の働きを研究することに特有な問題について解説する。 1)相関と因果の違い 2)実験法の特徴と実験法を用いた研究の流れ 3)観察法の特徴と観察法を用いた研究の流れ 4)観察反応と倫理的問題 |
科目名 | 心理学研究法B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 様々な角度から資料(データ)を収集して私たちの適応行動を成り立たせるための心の働きに関する心理学的知見が見出されたプロセスを具体的に理解するために、心理学の実証的研究法のうち、調査法または面接法を用いて得られた知見、および心の働きを解釈することの重要性を解説する。 1)調査法の特徴と調査法を用いた研究の流れ 2)検査法の特徴と検査法を用いた研究の流れ 3)面接法の特徴と面接法を用いた研究の流れ 4)心の働きに関する知見を解釈するための流れ |
医療・看護学
科目名 | 脳科学入門 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 1年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 脳科学とは、人間を含む様々な生き物の脳のつくりと働きに関して、生物学、心理学、認知科学、社会学、医学など様々な観点からアプローチしていく複合領域型の学問であることを理解し、それぞれの文脈から主に人間の脳の構造と機能について学ぶ。 1)人間の脳がどのように進化してきたか、発達するのかを理解する。 2)人間の感覚・運動を司る脳神経系の仕組みを理解する。 3)人間の持つ高次の認知、思考、判断を司る脳神経系の仕組みを理解する。 |
科目名 | 予防医学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 1年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 予防医学は、疾病に罹患することを防ぎ、さらに人の健康の維持・増進を希求する学問である。本講義では、予防医学に関連する基本的知識をはじめ、感染症の流行動態を研究する疫学についての概要と理論、方法を学んでいく。また、多様な要因から発症し、多くの人を悩ませている生活習慣病の病態生理と予防についても学ぶ。 予防医学は4年次に開講される「公衆衛生学」の、いわば入門編としての位置付けである。 1)人の健康や疾病史を予防の概念で理解する。 2)疫学の基本を学ぶ。 3)生活習慣病の基本的病態生理と予防法を学ぶ。 |
科目名 | 老年学入門 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 1年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 少子高齢社会の日本において、世代を超えて多くの人が支え合い、心豊かな活力ある人生を全うするために、高齢社会を多様な観点から理解する。「人は年をとっても、健康で自立し、社会に貢献できることが重要」と考えるサクセスフル・エイジングの理念を学ぶ。 1)高齢者医療や介護、社会保障の仕組みを知る。 2)シニアの心と体(加齢変化)について知る。 3)中高年の集団に内在している問題を知る。 4)老年学を地域活性化やシニアビジネスに応用する可能性について知る。 |
科目名 | 史実から見た医療福祉 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 1年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 現代では、医療や福祉は法律や制度の中で人々の生活を支えている。しかし、そのような近代的的な仕組みがなかった時代においても、人々は病や障害と闘ってきた歴史を持っている。本講義では、歴史上の人々やそれにまつわる医療福祉に関するエピソードを拾い上げ、日本の医療福祉の歴史や現状、将来に向けての課題を読み解くこととする。 1)歴史上の偉人たちの病と健康を学ぶ 2)当時の医療や福祉の様相を理解する 3)史実から、現代の医療福祉を考察する |
科目名 | 精神看護学A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 精神疾患のある人を対象とした精神看護に対して、身体疾患のある人を対象とした看護を身体看護などということがある。看護では、どのような健康状態の人であっても、精神・心理的なケアと同時に生理的ニードを満たすための身体的なケアを行う。地域包括ケアの実践において、様々な対人支援専門職が関わる中、それぞれの専門性を理解しておく必要がある。本授業では、 1)精神看護学の基礎となる精神医学・心理学的な基礎知識 2)精神看護におけるケアの基本となる対象理解のためアセスメント技術 を学ぶ。 |
科目名 | 精神看護学B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 精神障害によって日常生活に支障をきたした人が、人間的尊厳を保ちながら社会のなかでその人らしく生き生きと生活していくことが理想である。実際には困難な場合が多く見受けられる。本授業では、 1)精神障害と共に生きる人が健康上で抱える問題の理解 2)精神障害の診断と分類 3)精神疾患の症状とそれに伴う生活上の困難 4)薬物療法と副作用,精神療法,その他の治療 5)精神医療の歴史と現在の方向性,精神保健に関わる法や制度について 6)看護師が行うセルフケアに向けての支援の例 などを学ぶ。 |
科目名 | 地域・在宅看護論A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 高齢化の進行、医療費の高騰を背景として、療養場所を病院から地域に移行する動きは、国を挙げての命題となっており、療養者を支える地域看護の役割は増大している。本科目では、地域看護の4つの領域のうち、在宅看護について、以下の内容を取り上げ学習する。1)在宅看護が必要とされる背景と在宅看護の概念について学ぶ。 2)在宅看護の対象、活動の場、看護活動の特徴について学ぶ。 3)在宅看護の展開に必要な法・制度・社会資源について学ぶ。 |
科目名 | 地域・在宅看護論B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 健康障害を抱えた人が在宅生活を継続するためには、地域の医療・介護の連携が重要である。本科目では、療養者の日常生活の援助と医療的ケアの側面から支援する訪問看護師の看護支援のあり方を学ぶ。また、在宅療養者と家族の固有の価値観や生活を尊重した看護の基本的な考え方や、生活と医療を統合するマネジメントについて考察する。さらに、生活の場で展開する看護ケアについて理解を深める内容とする。 1)訪問看護制度とサービス提供の具体的な内容について学ぶ。 2)訪問看護ステーションの設置基準について学ぶ。 3)在宅療養者の状態・状況に合わせた看護について学ぶ。 4)地域包括ケアシステムにおける在宅看護の役割と機能について学ぶ。 |
科目名 | 小児看護学Ⅰ | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 地域包括ケアを推進するうえで、多職種との連携・協働は重要なことである。成長・発達過程にある子どもと家族の健康レベルを理解し、変化する社会の中で子どもと家族の生活の質(QOL)が向上するために必要な看護を学び、医療職と連携した地域支援を考える。 1)子どもを一人の人として尊重し、健やかな成長発達、健康の保持増進をめざした環境と支援 2)子どもの最善の利益を守るための看護の役割 3)少子高齢化や核家族化などの社会の変化に対する看護の役割拡大 |
科目名 | 小児看護学Ⅱ | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 地域包括ケアを推進するうえで、病児への支援を理解することは重要である。入院中の子どもだけではなく、さまざまな場面や状況においてあらゆる健康レベルにある子どもを対象とした小児看護の役割を学び、医療職と連携した地域支援を考える。 1)状況別(手術、在宅療養、終末期)にみる子どもとその家族の看護 2)特別な支援(災害、先天性障害、発達障害、長期療養)を要する子どもとその家族の看護 3)症状別にみる子どもとその家族の看護 |
科目名 | 医療看護関係法規 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 種々の医療関連サービスは、国民の生命や健康、さらに日常生活等、多岐にわたる影響を与えている。それらのほとんどは法や規則に則って展開されており、同時に多大な国家財源が投入されている、公共性の極めて高いサービスといえる。特に人の命に係わる医療関連サービスの背景にある法律や規則を理解することは、医療・看護・介護・福祉関連事業に携わる者にとっては必須といえる。本講義では以下の項目を学ぶことで、日々行われている医療関連サービスの基本的ルールを理解する。 1)医療法について学ぶ。 2)医療・看護・介護・福祉に従事する者にとって必要な基本的な法・規則を学ぶ。 3)近年、問題となった医療・看護・介護・福祉関連の法律問題について学ぶ。 |
科目名 | 公衆衛生学A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 公衆衛生学は、古くて新しい学問である。まず、その歴史的発展過程について学ぶとともに、人口動態や人口静態、少子高齢社会等の人口学、疫学や感染症、生活習慣病等について、理解を深めていく。1年次に開講した「予防医学」をさらに発展させ、より深くより広く、人間と健康の関係性を公衆衛生の視点から考えていく。 1)公衆衛生の歴史・法制度・関係機関を学ぶ。 2)公衆衛生とは何か、それを学ぶ目的を理解する。 3)治療から予防へ、施設から在宅への流れを理解し、その転換期の時代背景を学ぶ。 |
科目名 | 公衆衛生学B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 「公衆衛生学A」を基盤に、統計からみる日本の現状を理解し、公衆衛生と我々の日常生活との関連性を確認する。今後の日本を俯瞰する視点を持ち、日本の将来像についてソリュ―ジョンを含めた具体的な事項について理解を深める。 1)予防医学の観点から、公衆衛生学に求められているものは何かを理解する。 2)多種多様な統計資料をもとに、長寿国日本の将来を考察する力を得る。 3)在宅医療(ケア)と公衆衛生の関わりを理解する。 |
科目名 | リハビリテーション医学A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 本講義における第5回までは、リハビリテーション医学の概論に関する理解を深めるために必要となる「基礎的な知識」を学修していただく。ここで言う基礎的な知識とは、「リハビリテーションの概念」と「運動学&基礎医学」となる。後半(第6回)からは、リハビリテーション医学に関する専門的な部分(特に「障害学」)の理解を深めていただく。本科目で学びを深めたうえで、もう一つの専門科目(リハビリテーション医学B)を履修すれば、リハビリテーション医学に関する学修水準が大きく向上することが期待できる。 なお、「リハビリテーション医学B」では、もっぱら「評価学」と「治療学の詳細事項」に関するコンテンツを展開するため、本科目における学修成果を十分に高めておくことが推奨される。 1)リハビリテーションという言葉やリハビリテーション医学に関する基本事項を学ぶ。 2)運動学と基礎医学に関する基本事項を学ぶ。 3)リハビリテーション医学に関連する「障害学」に関する基本事項を学ぶ。 |
科目名 | リハビリテーション医学B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 3・4学期 |
授業の概要 | 本講義では「リハビリテーション医学A」において学修した知識や情報を基にし、更に学びを深めることを通じ、リハビリテーション医学の概論に関する理解を深めていく。リハビリテーション医学AとBの両方を学修することによって、リハビリテーション医学に関する学修水準が大きく向上することが期待できる。 1)リハビリテーション医学における評価・診断に関する基本事項を学ぶ。 2)リハビリテーションの治療に関する基本事項を学ぶ。 3)リハビリテーションの関連職種に関する基本事項を学ぶ。 |
健康・運動学
科目名 | 運動神経生理学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | この授業では、身体運動を司る脳の仕組み、また運動の学習やスキルの習熟、障害の特性を考慮して身体運動の機能を引き出す脳の仕組みなど、動物から人間まで、運動制御に関わる神経系について学びます。 1) 運動を司る神経系の仕組みとその進化 2) 運動を司る神経系の研究の歴史 3) 運動の学習、スキルの習熟 4) 運動障害の生じる仕組みとその克服 |
科目名 | 健康管理学A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 本講(健康管理学A)では、WHOが掲げる健康の概念を理解したうえで本邦における健康問題や解決すべき課題に関する知識を深め、それらの問題や課題を解決するための方策概念を学ぶ。この講義を通じて十分な学修成果を得たうえで、もう一つの関連科目である健康管理学Bを履修すれば、健康管理学に関する学修水準が大きく向上することが期待できる。 1)健康の概念と現代社会における健康実態に関する基本事項を学ぶ。 2)日本における生活習慣病実態と健康づくり施策に関する基本事項を学ぶ。 3)健康状態の評価と健康増進のための方法に関する基本事項を学ぶ。 |
科目名 | 健康管理学B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 本講義では「健康管理学A」において学修した知識や情報を基に、更に学びを深めることによって、健康管理学に関する専門的な理解を深めていく。健康管理学AとBの両方を学修することによって、健康管理学に関する学修水準が大きく向上することが期待できる。 1)健康づくりの基本(3つの柱)である「栄養・運動・休養」に関する基本事項を学ぶ。 2)健康のための「栄養素」の適正な摂取の仕方や方法に関する基本的な事項を学ぶ。 3)健康のための「運動」の効果や適正な実施方法に関する基本事項を学ぶ。 4)健康のための生活習慣(生活スタイル)の見直しに関する基本事項を学ぶ。 |
栄養学
科目名 | 栄養学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 栄養学は、生物学をベースに、医学や自然科学の進歩と共に発展してきた。食事は生命と生活の原点であり、栄養は人間が生命を維持し、生きていく上で重要な課題となる。生命を営む成分(栄養素)と、その成分が含有される食品を理解し、栄養素を介して食品と生命・健康との関連を学ぶ。 1)栄養の基本的概念及びその意義について知る。 2)消化・吸収・代謝と生理的役割について知る。 3)栄養素の種類と働きについて知る。 4)栄養素の過不足によって生じる症状や適切な摂取量について知る。 |
科目名 | 食品学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 近年、食のグローバル化が加速し、多種多様な食品が流通する中で、食品から栄養をバランス良く摂取するためには、どの食品にどのような栄養素や機能性があるかを理解する必要がある。多様な食品を日常の食事に取り入れ、健康な生活を築くために、食品・食材の特性と利用に関する知識を習得する。 1)各種食品の分類について 2)各種食品に含まれる栄養成分の特徴や加工原理について 3)各種食品の生産・流通および規格や表示などについて |
科目名 | 調理学 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 3・4学期 |
授業の概要 | 生きるために必要な栄養を食品から取り入れる際に、食品に手を加え食べ物にすることが「調理」である。一定品質の商品として包装・運搬・保存できる食品をつくる「加工」とは異なり、特定の個人または集団を対象とし、調理者の気持ちを料理として創造性豊かに表現するための知識・技術を習得する。 1)時代や地域・風土に応じた世界の食文化について 2)料理の種類に応じた調理器具の選択や調理操作 3)対象や嗜好に応じ、食材の特性を活かした調理操作 |
科目名 | フードビジネス論 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 飲食に関する企画を展開する上で、国内的・国際的視点から動向を分析し、今後どのようになるかを予測できる技能が求められる。食の開発や経営に必要な経済的概念と食関連事業経営技能を習得する。 1)前提として知っておきたい現代の食事形態と市場を理解する。 2)マーケティングや計数管理など飲食経営の基礎的知識や手法を学ぶ。 3)経営者に提案する場合の基本姿勢であるメニュープランニングの立案について学ぶ。 4)食の企画・構成・演出の流れについて学ぶ。 |
科目名 | フードコーディネート論 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 生活の基本である衣・食・住において、デザイン・アートをキーワードに、機能性や効率、快適性や安全性などを通じて、流動的に変化する現在の食環境に対する課題を認識する。食およびフードビジネスに重要な食環境アメニティへのアプローチや、ブランド化を含む芸術的創造性について多面的に学習する。 1)食空間のあり方について理解し、場面に応じた食空間を提案できる。 2)食空間と内装デザインについて理解し、場面に応じたデザインプランを提案できる。 3)食空間とテーブルコーディネートについて理解し、場面に応じたコーディネートを提案できる。 4)テーブルマナーとサービスについて理解し、場面に応じてサービスを提供できる。 |
住居学
科目名 | 住居学A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 住まいは、建物としての住宅のみならず、そこで生活する人々の暮らし方や歴史、文化、そこで培われた様々な要素によって住居として機能する。介護や生活支援サービスは、生活する環境に大きく影響を受け、その安全性や快適性について配慮することは今後ますます重要となる。超高齢社会を迎えたわが国では、地域包括ケアの重要性が注目され、住まいや住まい方の検討は、豊かな暮らしにとって欠かせない。そこで、住居の歴史的変遷、家族と住まい、住空間の構成、住まいと地域との関係など住居および住生活全般について学習し、その基本的知識を習得する。 1)住まいの役割と機能について 2)住生活を構成する要素について 3)住まいの歴史的変遷について(空間構成と住生活の変遷について) |
科目名 | 住居学B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 超高齢社会を迎えたわが国では、地域包括ケアの重要性が注目され、生活の基盤となる住まいや地域の形も多様化している。介護や生活支援サービスは、生活する環境に大きく影響を受け、その安全性や快適性について配慮することは今後ますます重要となる。そこで、生活する人の動きや空間との関係について理解し、生活行為と必要な空間量についてイメージできる知識を習得する。社会福祉専門職の立場から住まいの計画を行い、介護動線や生活支援に必要な生活空間を提案するための基礎的知識について学習する。 1)人の身体、生活行為と空間の関係を知る。 2)住まいの空間構成と動線計画を知る。 3)住空間の構成と生活環境を知る。 |
科目名 | 住環境整備論 | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 2年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 少子高齢社会となったわが国では、個々のライフサイクルにあった健康づくりや健康寿命の延伸に向けた様々な取り組みが進められると共に、高齢期の生活の場、住環境の整備の重要性が注目されている。身体機能が低下した高齢者や障がい者が安全で快適に生活し、可能な限り自立して地域生活を継続していくための支援としての住環境整備についての基本的知識と技術について学ぶ。 1)生活行為と空間の関係について 2)家庭内事故が発生する原因について 3)住環境整備の基本知識について |
科目名 | ユニバーサル・デザインA | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 少子高齢化が進行するわが国では、高齢者やさまざまな障がいをもつ人々のみならず、子ども・幼児、外国人など、求められるニーズが多様化し、それに対応した生活環境の整備が求められている。すべての人が暮らしやすい社会を作ることが大きな課題となっており、わが国でも個々のバリアを除去していくバリアフリーの考え方から、あらかじめだれにでも使いやすい環境を整備することを目指すユニバーサルデザインの考え方へと移行してきている。また、ユニバーサルデザインの環境整備を進めていく中では、多くの専門職との連携や協力が不可欠である。この授業では、我が国におけるユニバーサルデザインの考え方の浸透の経緯を踏まえて、その概念について理解し、ユニバーサルデザインの視点から住環境整備の工夫について学習する。 1)バリアフリーとユニバーサルデザインの概念と原則について 2)バリアフリーとユニバーサルデザインに関する法制度について 3)住環境整備に関する専門的な知識について |
科目名 | ユニバーサル・デザインB | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 多様化するニーズに対応し、すべての人が暮らしやすい社会を作ることが大きな課題となっているわが国では、あらかじめだれにでも使いやすい環境を整備することを目指すユニバーサルデザインの考え方に基づく環境整備が取り組まれている。生活する場所、住まいの環境整備に加えて、地域での自立した生活を継続するためのまちづくりの視点に立ち、歩行環境、建築環境、交通環境、情報環境等に関する連続性のあるユニバーサルデザインの技術について学ぶ。 1)福祉のまちづくりについて 2)ユニバーサルデザインの基本技術について 3)身の回りのユニバーサルデザインについて |
科目名 | 居住環境論A | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 1・3学期 |
授業の概要 | 高齢化の進行が著しいわが国では、高齢期をどこで迎えるか、どのように高齢期を過ごすかは、重要な課題となっている。特に、多様なニーズを持つ人々が増加する中では、ニーズにあった住まいや利用できる支援について理解し、福祉専門職として適切に情報提供し、ニーズに応じて情報をコーディネートしていく技術が重要である。この授業では、地域包括ケアシステムの中での居住福祉の考え方に基づき、高齢者、障害者住宅・施設整備の変遷を踏まえて、現状について学習する。 1)高齢者・障害者を取り巻く社会状況と住環境について 2)高齢者を取り巻く住宅政策の変遷と概要について 3)障害者を取り巻く住宅政策の変遷と概要について |
科目名 | 居住環境論B | ||
---|---|---|---|
単位数 | 1 | 授業形態 | メディア |
標準履修年次 | 3年次 | 開講期 | 2・4学期 |
授業の概要 | 多様なニーズに応じた住まいや利用できる支援について理解し、地域に住み続けるためのしくみや工夫、これからの住環境整備のさらなる充実と支援やサービスのかかわりについて具体的な実践事例を通して理解を深める。地域特性に応じて、自治体や地域で取り組まれている事例を通して、多様なニーズに応じた住環境の整備と支援をコーディネイトできる知識と必要な視点を身につける。 1)地域包括ケアシステムの住まいと住まい方について 2)高齢者が地域継続居住の事例について 3)地域性を考慮した地域の居場所やその仕組みについて |